熱中症軽視する小学校の過酷な夏ルール-暑さ対策は夏休みの間に

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水筒もエアコンもプール授業の上着も禁止、外遊び強要…熱中症軽視する小学校の過酷な夏ルール

最高気温が40度近くになるという記録的な猛暑というのに、エアコンのない教室も多い。それだけでなく、登下校中の水筒の使用が禁止されたり、休み時間には外遊びを強要されたりといった、今となっては“危険”なルールが放置される学校もある。

自分が子供の頃は、これほど暑かったという記憶はありません。夏休みの宿題である絵日記には、温湿度を記入していましたが、8月でも30度超えはそんなに多くはなかったような記憶があります。

家は、父親の仕事の関係で海水浴は8月下旬に行くことが多く、30度を下回っていると、ちょっとガッカリな感じがするほどでした。

温暖化が言われているのと同時に、ヒートアイランド現象のことも言われています。中国大陸の経済発展の影響もないとは言えないのではないかと思います。

 

蛇口

 

環境が変われば、当然対応は変えなくてはいけません。昔のようなルールがそのまま適応できるとは限りません。この辺は変化に合わせて行かないと。

おかしなルールも、そこにたどり着くまでにいくつかの積み重ねがあってのことなのでしょう。

ただ、学校側からの詳しい説明がないと、こちらとしては納得がいかないところがあります。

命を預けているのですから。

 

何故進まない?

文部科学省によると、全国の公立小中学校の教室で冷房があるのは41.7%と半数にも満たない。体育館や武道場に至っては、わずか1.2%だ。設置率の地域格差も大きく、東京都の84.5%に対し、男児が死亡した愛知県は27.8%だった。

これだけ見ると、進んでいないのと同時に地域格差が見うけられます。何故対応が進まないのか。

一つには、夏休みとの兼ね合いもあるのではないでしょうか。

殆どの小中高校は、7月下旬から8月下旬という一番暑い時期は夏休みになるのですね。

 

風鈴

 

これまでは、梅雨が明けて「暑いな」と思っていても、ちょっと我慢すれば夏休みに入っていたのです。

ので、それほど大きな問題にはならず、学校も自治体もなかなか対応する必要もなかったのかもしれません。

今は、環境変化があるのですから子供の命を守るためには、対応をして行かなければならなくなります。

9月10月でも、30度越えすることがあります。学校や自治体には(もちろん温親御さんたちもですが)、子供たちが夏休みに入っている間に、出来る事はやっておいて欲しいところです。

今を逃すと、すぐ秋になって涼しくなってしまいます。そうなると「のど元過ぎれば熱さを忘れる」です。

みんなこのことは忘れてしまって、来年また暑さに苦しむことになってしまいます。

夏休み中ではありますが、来年以降のことも考えて、今のうちに学校も自治体も暑さ対策を実施して頂きたいところです。

 

学校

 

地域格差は、財政状況もあるのではないかと思います。この辺は国が対応しないといけないところがあります。

幼児教育無償化、高等教育無償化が言われていますが、その前に義務教育である小中学校への暑さ対策や耐震対策などを先にやるべきではないでしょうか。

義務教育なのですから。

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