在日コリアンが多く住む川崎市内で続くヘイトスピーチ(憎悪表現)をめぐる対立で、JR川崎駅東口で7日午後、街宣活動が行われ、現場は2時間以上にわたり騒然とした。3月の川崎市のヘイトスピーチ事前規制をめぐるガイドライン施行を受け、市内はヘイトスピーチに反対する勢力と、「表現の自由」を訴える団体の主張がぶつかる“主戦場”となっている。
川崎駅前に設置された仮設のステージには外国人参政権の反対や、生活保護の支給停止を訴える団体が登壇。用意したプラカードやのぼりなどには、「日本人差別をしないでください」「日の丸が好きで何が悪い」「演説妨害は民主主義の敵だ」などの文言が書かれていた。
一方、対立する集団は「この街を差別で汚すな」「川崎を汚すな」「のさばるなレイシスト(差別主義者)」などと書かれたプラカードを掲げた。
現場では、スピーカーを通して口汚い単語や罵声が響き、中指を突き立てる行為などが散見された。
大阪市のヘイトスピーチ審査会は5日、市の対処条例に基づき、インターネット掲示板への書き込みを編集した「まとめサイト」2件が在日韓国・朝鮮人へのヘイトスピーチ(憎悪表現)に当たると答申した。
近く市が正式に認定し、プロバイダーに削除要請する。市によるとまとめサイトをヘイトスピーチと認定するのは初めて。
サイトは市内の在日韓国・朝鮮人の団体に関する報道記事を引用する形で、誹謗(ひぼう)中傷などの表現を不特定多数の人が閲覧できる状態にしていた。うち1件は閲覧者にコメントを書き込むようあおっており、憎悪表現を増幅させていると判断された。
市は2016年の条例施行以降、ネット上の動画4件をヘイトスピーチと認定している。
ヘイトスピーチを閲覧できるようにしていたら、「ヘイトスピーチ」?
ということは、「○○団体が、△△団体に対して、□□▽▲というヘイトスピーチを行った」という事件があって、それを「不特定多数が閲覧できる」ように「報道」したらそれも「ヘイトスピーチ」?
それとも、「誹謗(ひぼう)中傷などの表現」を「不特定多数が閲覧できる」ように「報道」するのはOKだけど、「誹謗(ひぼう)中傷などの表現」を「不特定多数が閲覧できる」ように「引用」するのはNG??
良くわからない…。
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