中国でのべ2億件超の日本人情報が販売、企業流出も確認–ファイア・アイ
セキュリティ企業のファイア・アイは5月17日、中国でのべ2億件以上の日本人の個人情報が販売されていたと発表した。
のべ2億件以上の情報は個人や企業の従業員などのIDやパスワード、氏名、ニックネーム、住所、生年月日、年齢、携帯電話番号など多岐にわたるという。ただし流出元は、小売や食品、飲料、金融、エンターテインメント、交通などさまざまな業種の11~50件のウェブサイトだと見られ、
日本以外に、中国や台湾、香港、オーストラリア、ニュージーランド、欧米のウェブサイトから流出した個人情報も販売も手がけていたとされる。
日本のマスコミ、特にテレビで取り上げられるのは、「モリカケ」「大学アメフト」「レスリング」などスキャンダル系ばかりで、こういった国民生活に直結しそうな案件はあまり報道されていません。
昨日も、「レスリング」のパワハラ被害者である伊調馨さんを追っかけて、「どうですか、どうですか」と迫っていました。
一方、「テレビ朝日」のセクハラ被害者については、「プライバシー」だと。
相変わらずのダブルスタンダードです。
国会でも、「モリカケ」「審議拒否」「内閣不信任案」とか政局絡みばかり。
国民は自分で何とかしなければならない、ということでしょうか。
個人でできることと言えば、今のところ、ID・パスワードの使いまわしを避けるとか変なところにアクセスしないとか、そんなところでしょうか。
私は、ID・パスワード管理は、KeePass を使って管理していますが、どうも心許ないのですね。暗号化されているといってもね。
なので、USBメモリにこれをインストールしてデータベースもそちらへ。普段は、PCに取り付けずに管理。必要な時にUSBを挿して使用。
HTML・csvなどのファイルとしても出力できるので、必要であれば印刷して保管しておくとか。
こんな感じで対応しているのだけれど、大丈夫かなぁ。
この手のパスワード管理ソフトは他にもたくさんあります。
→ID・パスワード管理ソフト
出来ることは、自分でやっておかないといけないのでしょうね。
年金の情報管理は?
日本年金機構が会見(全文1)中国業者へ再委託問題、年金額に影響は1~5万円
これもどうなっているのでしょうか。外国企業へ外部再委託などという法令違反があったのにも関わらず、あまり叩かれていません。不思議ですね。
こう言った情報が、振り込め詐欺などに利用されたらどうするのでしょうか。
振り込め詐欺については、テレビでも度々取り上げられているのですが、詐欺の元になる情報は、こういったところで売買されているのです。
被害を伝えるだけでなく、被害のもとになる情報漏洩などについてももっと報道して欲しいところです。
特に、この場合情報を流したのが、厚生労働省所管の「日本年金機構」が業務委託した会社ですから。国会でもっと叩かれるべきなのではないでしょうか。
この年金の問題などは、詐欺ではなくても既に、
委託業者の入力漏れ、あるいは、入力誤りが、この結果、2月の支払いにおいて、本来支払われるべき年金額が、正しく支払われていなかった
と、適正な年金が支給されておらず、国民生活に「直結」してしまっているのです。
安倍政権を倒したいなら、「モリカケ」よりも寧ろコッチでしょう。安倍1次政権の時は、「消えた年金」「宙に浮いた年金」といって大問題になって、政権崩壊の一つの理由になったではありませんか。
それなら、コッチを突っ込んで政権打倒にもっていったら如何でしょうか。国民生活が第一というのであれば、問題にするのはコッチでしょ?