国内の紙巻きたばこ市場が減少を続ける一方、加熱式たばこ市場は急速に拡大している。
JTの推計によると、現在、日本のたばこ市場全体に占める加熱式の割合は20%を超え、昨年の12%から急上昇。32年には30%を超える可能性があると試算する。
確かにそうですね。コンビニに行くと、たばこが置いてある所には、加熱式タバコと思しき製品が沢山並ぶようになりました。
ただ、まだ加熱式の健康被害についてはよく判っていないところがあるので、対応が難しいところでしょう。
副流煙とタールが紙煙草に比べれば低いことは見てれいば良く判りますが、ニコチンは入っているのですね。
東京都を始め、国としても屋内禁煙化を進めていますが、健康被害についてわかっていない段階では、どちらも同じ対応にするのか、それとも別の対応にするのか微妙なところです。
たばこ税と健康
ところでたばこ税ですが、2018年10月から増税になります。加熱式の方も増税が始まります。
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2018年10月から、たばこ税が増税となる。複数年掛けて段階的に上げていくもので、紙巻きたばこについては4年で3円、加熱式は5年かけて現在の紙巻の1~8割程度の税率を、7~8割程度まで引き上げる。
この増税の意図が今一良くわからないのです。
増税して喫煙者を減らして、健康被害を減らして、医療費削減にもっていこうという意図はわかります。
それならなぜ、加熱式も同時に増税してしまうのでしょうか。
先ずは紙煙草を大幅に増税して、加熱式は据え置きにして、紙から加熱式へ移行させるようにした方が健康被害の改善につながるように思います。
加熱式への増税は、そのあと考えれば良いのではないかと思います。それとも増税の目的は、健康問題ではなく税収上げる目的の方が大きいのでしょうか。