記録的な大雨。被災地の方にお見舞い申し上げます。
こうなると自治体は自衛隊の出動要請を行うことになります。地域住民はその活動に感謝し尊敬もするでしょう。その姿を見て、将来ああなりたい、自衛官になりたいと思う子供達も出てくるかと思います。
記録的な大雨で堤防が決壊し、広い地域が冠水した岡山県倉敷市真備町では7日、自宅の屋根などに逃れていた人たちが、自衛隊のボートやヘリコプターで相次いで救助された。
でも、その尊敬すべき自衛隊は、「憲法違反」の存在となってしまっているのです。憲法学者の7割以上が、自衛隊は「憲法違反」であるといっています。
つまり、子供たちは将来「憲法違反」の存在を目指す事になってしまいます…。
「平和安保法制」の時、憲法学者の多くは、「憲法違反」であると。それを理由に、野党やマスコミは「憲法違反だ、廃案にしろ」と言っていました。
憲法学者は、同じように自衛隊は「憲法違反」であると言っています。それなら、同じように「自衛隊は憲法違反だ、廃止しろ」と言わないのはおかしいのですね。
それを言えないのは、自衛隊のこれまでの活動の積み重ねによって、国民から支持されています。それを言ってしまったら、今度は彼らが国民から嫌われることになります。
結局は、ご都合主義、ダブルスタンダードなのですね。
憲法改正はいつになったら?
自民党の結党理念は、「自主憲法制定」。それを怠り、自衛隊を「憲法違反」の状態にしてきてしまっているのは、自民党であり野党であり、そして国民なのです。
社民・共産と同じように「憲法は一切変えない」というのなら、そういえばいいのです。それはそれで一つの意見なのですから。
しかし問題なのは、自民党や、野党の中でも憲法改正には否定的ではない人たち。この人たちの言い訳がワンパターンなのです。
「今はまだその時ではない」
「こういう話はじっくり議論するべきだ」
「安倍政権の下での憲法改正には反対」
「今はまだその時ではない」。だったらいつだったら良いのでしょう。どうなったら良いのでしょう。どんな条件の時だったら良いのでしょう。スケジュール感を出して下さい。
例えばデフレ脱却したらやるとか。デフレ脱却を2年後までに終わらせ、その後にやるとか。社会保障を4年後までに再構築し安定させるので、そのあとにやるとか。
「今はまだその時ではない」とか「もっとじっくり議論するべき」とか、一体何十年そんなことを言っているのでしょうか。
税制や社会保障について、良く「子供たちにつけを回すな」というけれど、そのとおり。でも「安全保障」も同じように、子供たちにつけを回してはいけないのではないでしょうか。
私たちの上の世代が、ある意味私たちにつけを回したのです。その結果、どうなったのか。北朝鮮の非核化は始まったばかりで、まだどうなるのかわかりません。
中国などの船や飛行機が、しょっちゅう出没するようになっています。その対策はどうなっているのでしょう。アメリカ様宜しくお願いします、ですか
?
このままでは、また次の世帯へつけを回すことになってしまいます。
国際情勢がどうなるのかなんて、素人には全く分かりません。国民の代表者である政治家が、ちゃんと分析して、本当にこのままでいいのか考えてもらわないと困ります。
安倍総理は、国際情勢を見て「間に合わない」と思ってのことかもしれません。
自民党や、野党の中でも憲法改正には否定的ではない人たちはどう思っているのしょう。「間に合う」と思っているのでしょうか。
だったら「間に合う」「大丈夫」「日本人は誰一人として死なない」そうハッキリ言ってください。
「今はまだその時ではない」「こういう話はじっくり議論するべきだ」はもう止めて欲しいです。