【教研集会1日目】拉致問題DVD「めぐみ」上映に「在日コリアン傷つける」
北九州市で1日始まった日教組の教研集会では、北朝鮮による日本人拉致問題を学校で教えることについて、一部で消極的な対応があることが浮き彫りとなった。外国籍の児童生徒への教育に関する分科会では鳥取県の高校教員が、拉致被害者の横田めぐみさん(54)=拉致当時(13)=を題材にしたDVD「めぐみ」の学校での上映に批判的な内容を含むリポートを発表した。
(以下略)
これは、政府の拉致問題対策本部と文部科学省が授業で活用するよう、平成20年度に全国の小中高校に配布されたものであると記事にあります。
めぐみさんの拉致事件が題材になっていて、家族の苦悩や救出活動を描いているとの事。
日教組の教研集会で、「在日コリアンの生徒を傷つける」のでは?と言うことで、批判的な内容を含むリポートが発表されたという記事になっています。
この件に関しては、チャンネル桜の「頑固亭異聞」の中で、西村幸祐氏が触れています。
該当箇所は、1:45から8:30くらいまで
西村氏の発言概要
これは新聞社なので、抑制的に書かれている。
(西村氏の知る範囲では)教育現場からの情報として、ほとんど教育現場では使われていない。
今回、集会での発言があったので表に出た。
圧力を受けることも。職員会議で説明して通すのも大変。
DVDだけではない。「北朝鮮人権週間」のポスターを掲示するのにも反対意見が出る。
記事の中で、上映前の事前学習が必要である主張しているが、その事前学習とは「この内容は一方的なものである」というもの。
三輪和雄氏も言っていますが、広島長崎への原爆投下や東京大空襲などについてはどうなるのでしょうか。
学校だけでなく、テレビでも毎年のように、これらについて放送されています。
在日アメリカンの子供だって少なからず居る筈です。
日教組の主張を当てはめれば、その子どもたちも傷つくということになります。日本の子供たちが、在日アメリカンの子供たちをいじめる恐れがある、ということになります。
ということは、教育もテレビ放送も控えるべきだ、という話になって来ても不思議ではありません。
実際には全くそんな話にはなっていないどころか、まるで日本が悪かったから原爆を落とされた、と言わんばかりの放送もありますが。
「救う会」の西岡力会長は
「在日の人々を責める内容ではなく、事実でないことは取り上げていない。北朝鮮が拉致を認めた当時から、在日朝鮮人の子供がいじめられるかもしれないと危惧する声はあった。現場の先生が心配であれば、事前学習を行うなどの配慮をした上で活用してほしい」と話している。
と言っています。
きちんと事前教育を行えば良いのではないでしょうか。この点では、日教組側も、西岡氏も一致しています。
まぁ、内容は違っているようですが。
北朝鮮政府が認めた国家犯罪であり、安全保障の問題でもあると。
併せて、国家の問題であって、個人の問題ではないので、在日コリアンの子たちを虐めたりしないようにと。
このような事前学習を行って頂ければ宜しいのではないかと思います。
西村氏が放送の中で紹介していた、日教組側の主張である
「この内容は一方的なものである」
というものではなくて。