沖縄タイムスが、沖縄に米軍基地が集中しているのは、
政府はこれまで、沖縄に基地を置く理由に地理的優位性などを挙げているが、元防衛相が政治的要因を認めた形だ。
と報じた(というか利用した)根拠になった動画から肝心な部分が削除されています。
↓この辺りの発言が、動画の中から削除。「正直、公正」はどうなってしまったのでしょうか。石破さん。
「反基地闘争を恐れた日本とアメリカが、沖縄に多くの海兵隊の部隊を移した」
正直で公正な石破茂さん、自身の『沖縄の米軍基地集中は政府が本土の反基地闘争を恐れたせい』発言動画をコッソリ削除し別動画に差し替えwwwwwwww https://t.co/yzxImqRbT5
— 時事ニュース報道局 (@jijinewspress) 2018年9月17日
以下、沖縄タイムスが報じた9/13に投稿したもの。下の方にある動画は、削除済みのもの。(元の動画保存しておけばよかった…。)
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沖縄の米軍基地集中「本土の反対恐れ移設」 石破茂氏、自身の公式サイトで説明
石破茂元防衛相が、自身の公式サイトで、沖縄に米軍基地が集中している理由について、「(本土の)反基地闘争を恐れた日本とアメリカが、沖縄に多くの海兵隊の部隊を移したからだ」と説明している。政府はこれまで、沖縄に基地を置く理由に地理的優位性などを挙げているが、元防衛相が政治的要因を認めた形だ。
これは、沖縄タイムスが報じたものです。
「公式サイト」と書いてありますが、その中で総裁選に特化したサイトに載っているもの。
街頭演説や会見の模様、個々の政策について。こういったものが掲載されています。
その中で、「47都道府県のみなさまへ」と銘打った動画の中でのメッセージに、この報道内容の発言がなされています。
総裁選の話なので、ある程度は、それぞれの地方に寄り添うような発言になっているのは仕方がないような気はします。
「(本土の)反基地闘争を恐れた日本とアメリカが、沖縄に多くの海兵隊の部隊を移したからだ」
沖縄に多くの海兵隊を移した要因は、その通りなのでしょうけれど、その後の国際情勢の変化も加味して論じて頂きたいところではあります。
朝鮮戦争や冷戦終結、中東情勢、様々な要因があって今の形になっている筈で、50年代の意味合いがそのまま今の基地の形になっているとは限らないような気がします。
「なぜ、ここにこの基地が必要なのか、日本で代替できるもの、存在意義が乏しいもの、そういうものに対しては異議を述べる権利を日本は手にするべきだ」
これに関しては、石破氏が一番良く判っている筈なのですが…。要は、憲法9条がある中で、なかなか日本の主張を通すのは限界があるのではないかといった事を説明して頂きたいなということ。
一応、この記事の引用部分の前段には、「集団的自衛権の代わりの基地受け入れ」といった内容の発言もありますのでわかっていない筈はないのですが…。
ちょっと、沖縄タイムスに利用されてしまっている感がありますね。
「辺野古移設」ついても、
「粛々と進めるのではなくて、沖縄のご理解を得るために、誠心誠意の努力をしたい」と、安倍政権の強硬的な姿勢を暗に批判した。
と記事はありますが、前段に
「この辺野古への移設進めていかねばならないと思っています。それはベターなどというつもりはありません。ただ、いまの最悪の状況を少しでも改善するそういう意味合いであります。」
というのがあるので、都合よく使われている感はあります。