学校教育法に基づく認可を受けた全国の専門学校のうち、外国人学生の割合が9割以上の学校が少なくとも72校に上ることが、読売新聞の調査でわかった。このうち35校は全員が外国人だった。専門学校は、日本の若者の職業教育を目的に認可を受けていることから、文部科学省は実態調査に乗り出す。
本来、専門学校というのは、日本の若者の職業教育が目的との事。それが、9割以上が外国人というのはどういうことなのか。
少子化はあるのだろうけれど、留学生にコンビニなどへ就労させる目的があるのだとすると、専門学校とは何ぞやという話になってしまいます。
こんな話もあります。
留学生の取り込みを狙い、新規開校する専門学校もある。数年前に開校した西日本の専門学校の母体は日本語学校で、400人を超える学生の中に日本人はゼロ。学校の幹部は「日本人を集めるつもりはない」と本音を漏らす。
↓は9/25に投稿したもの。こういった問題も増えてきそうな予感がしています。
大阪市内の観光系専門学校で、4月に入学したベトナム人留学生ら100人以上が大阪入国管理局に在留資格の更新を認められず、今夏、退学になっていたことがわかった。
定員を大幅に超過していて、大阪府からの是正の求めに応じなかったために、在留資格の更新ができなくなった、という事です。
この専門学校は、9割以上の学生が外国人で、運営もずさんであったみたいで、授業料収入目的もあったのでは?と記事にあります。
この学校「日中文化芸術専門学校」は、「日中文化芸術学院」という名前の中国文化・中国語学校の付属校であるとの事。
2014年に、大阪府から設立認可を受け、翌年に開校しています。
理事長兼学長は、中国生まれの方のようですね。
教育内容を見ると、観光ガイド・通訳など、外国人観光客向けと思われるものがほとんどです。
→ 学校HP
まじめに日本で勉強したい、という人たちもいたかと思います。そういう人たちにとってはちょっとかわいそうですね。
学校がこの状態だと仕方がないですが…。
おそらくこの学校は氷山の一角なのではないかと思います。
学業目的ではなく、就労目的の留学生もいるという話はすでに報道されていて、法務省は「日本語学校」設立基準を厳しくするとの事。
これで、どこまで改善できるでしょうか。
この学校については、設立の認可は大阪府が行った、ということなので責任を問われてしかるべきでしょう。
入管だけで規制できるものではなくて、認可の段階での審査を厳格にして頂きたいところ。
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関係ないかもしれませんが、森友学園の小学校も大阪府が認可していました。
一応森友の件を受けて、審査基準の改正は行われているようですが…。