西日本豪雨災害で水没したり破損したりした太陽光パネルや送電設備に触れると感電する恐れがあるとして、経済産業省が「むやみに近づかないよう十分注意を」と呼びかけている。
言われてみると確かにそうですね。太陽光パネルは、光が当たると発電してしまいます。触ると危険ですね。
当然、浸水していれば感電します。
経産省のホームページでも注意喚起がなされています。
水没した太陽電池発電設備による感電防止についてのお願い(周知)
・なるべく近づかない事。
・触るときはゴム手袋などで保護すること。
・破損したパネルは、ブルーシートで覆うか地面に向けて置く。
・水が引いても、設備内部に水分が残っていると感電の恐れあり。
などなど。
(参考)(図解)太陽電池発電設備による感電の防止 (PDF:193KB)(PDF形式:193KB)
自然災害と自然エネルギー
東日本大震災以降、特に、原発の代替エネルギーのことが言われています。一番注目されているのが太陽光発電なのではないかと思います。
原発も確かに問題があるのかもしれません。
しかし、太陽光パネルは民家や社屋の屋根、という場所にあります。近くの広い土地にもあるかもしれません。とても身近なのですね。
従って自然災害時は、直接的に人体に影響が及ぶことが考えられます。
原発の安全性は言われていますが、太陽光パネルの安全性についてはあまり言われていないように感じています。
災害の発生頻度は、巨大地震よりも今回のような大雨の方が高いと思います。
という事は、人体に関わる事態に及ぶ確率も高くなりますよね。
アスクルの物流倉庫火事では、太陽光パネルにより鎮火が遅れたのではないかという事が言われていました。
どれだけ素晴らしいエネルギーであっても、メリットデメリットはある訳で、デメリットは改善していかなければなりません。
日本列島は、ほぼ全域で地震・津波・台風・大雨・大雪などの自然災害が起こります。
地熱エネルギー、風力発電、太陽光発電、水力発電などの自然エネルギーは、この辺に対する対応はできているのでしょうか。
自然災害によって、新たな瓦礫を生み出すような事にならなければ良いのですが。
電力会社、メーカー、お役所には、この辺の対策を是非実施して欲しいと思います。