欧州連合(EU)の駐日代表部は6日、加盟国の駐日大使らと連名で、日本政府に執行停止の導入を訴える共同声明を発表した。
国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(本部ロンドン)も6日、「司法当局には説明責任だけでなく、すべての人権を尊重することが求められているが、死刑は究極の人権の否定である」と非難した。
死刑制度については賛否が別れるところで、徹底的に議論すれば良いのではないかと思います。
ただ、他国に言われる筋合いのものではないし、そういった外野から入ってくる常識?が、まともな国内議論を阻害することになりかねないのではないでしょうか。
今回の執行は、完全に国内法に則って行われているわけで、それを非人道的と言われてしまうと、法治国家とは何なのか、と言った話になってしまいます。
外国の常識に合わせるために、法を捻じ曲げても良いとでもいうのでしょうか。
一応、日本の法に気を使ってはいるようです。
執行停止の「導入」を訴えるということですので。
欧米その他では、凶悪事件があると、警察官がその場で射殺してしまう事があるそうです。
こういうのは、非人道的とは言わないのでしょうかね。
日本国内では、警察官が拳銃を発射(威嚇射撃でも)すると、マスコミその他が一斉に批判します。
「日本もそのようにせよ」という事でしょうか。もしそうなった場合、日本のマスコミはどうするのでしょうか。犯人射殺を容認するのでしょうか。
「日本は遅れている」?
この他にも、「日本は遅れている」とか外国からのそういう批判が多くて辟易してしまいます。
しかも、それに国内のイデオロギッシュな人達が乗っかって拡大再生産されるわけです。
皇位の男系継承、首相の靖国神社参拝、難民受入、LGBT、終身雇用、などなど。
遅れていると言えばそういった面もあるのかもしれません。
ただ、長い歴史の中で培われてきた伝統と言うものがあるので、それなりの時間をかけて議論をして行かないといけないのではないでしょうか。
国内のイデオロギッシュな人達の意見を聞きすぎてしまうと、外国の劣化コピーのような物にしかなり得ないのではないかと思います。
日本の方が優れているところも沢山あると思いますけどね…。