麻原彰晃死刑囚ら7人死刑執行 早川・井上・新実・土谷・中川・遠藤死刑囚
松本・地下鉄両サリン事件などで計29人の犠牲者を出した一連のオウム真理教事件をめぐり、死刑が確定していた教祖の麻原彰晃(しょうこう)死刑囚(63)=本名・松本智津夫(ちづお)=ら7人の死刑が6日午前に東京拘置所などで執行されたことが、関係者への取材で分かった。
このほかの事件を含め13の事件で計26人を殺害、1人を死亡させた。松本サリン事件と地下鉄サリン事件では、後に被害者が1人ずつ死亡。一連の事件での死者は29人に上っている。
この一連の事件、私は20代の頃でしたが、かなりの衝撃を受けました。連日テレビで報道され、教祖、信者も討論番組のようなものに出演したりなど、日本を騒がせていました。
事件が進展していく中、報道の真っただ中に、信者が刺殺されたりなどの衝撃の事件もあり、また上祐氏などによるパフォーマンスもありました。
多くの犠牲者を出し、未だに後遺症に苦しんでいる方々がいらっしゃいます。
死刑執行
大事件が起こり、死刑が確定すると必ず出てくるのが、死刑廃止論者たちによる懸念の意見です。
「被告によってまだ何も語られないまま執行されてしまった」
「結局、何が起こったのかわからぬままになってしまった」
確かにそうかもしれません。
でも、凶悪事件で死刑が確定し執行されるまで、一体どれだけの死刑囚が、「何が起こったのか」語ったでしょうか。
殆どの事件が、わからぬままなってしまっているのではないでしょうか。
死刑が廃止されれば、本当に「何が起こったのか」判るというのでしょうか。そんなケースは滅多にないのではないかと思います。
破防法適用
この事件、報道がなされる中で良く討論されていた物の一つが、「破防法」を適用するべきか否かという事があったかと思います。
結局適用されなかったのですが、この事件で適用されなければ、どんな団体なら適用されるの?と思ってしまいますよね。
当時のマスコミの報道、コメンテーターの意見では、「事件に関わっていない信者」の心への影響などが言われていたように記憶しています。
当時、「そんなこともあるのかな」となんとなく納得してしまった自分がいたのですが、今思うとお恥ずかしい話です。