以前の投稿で、「定数増についての反対と言うよりも、1票の格差是正の目的があることに対する反対」みたいなことを書きました。
https://ks-fdripp.tfmwish.comkokunai_senkyo/
各党が改正案を出していたようですが、あまり審議がなされていない状態で可決されたみたいです。
自民党が提出した参院議員定数を6増する改正公職選挙法が18日午後の衆院本会議で、与党の賛成多数で可決、成立した。野党が反発する中、与党は採決を強行した。
6増というよりも、2増+4増と言った方が良いように思います。
・2増は、1票格差是正のため、有権者の多い埼玉を2増。
・4増は、比例代表定数を特別枠として4増。
自民党は、この4増を、鳥取・島根、徳島・高知、の合区によって出馬できなくなった候補への救済に使おうとしています。
衆議院で言うところの「コスタリカ方式」「比例復活」まがいのものを参院に入れようとしているのでしょうか。
図の引用:【図解・政治】自民の参院選改革案の問題点(2018年7月)
野党は相変わらず批判しています。正常運転ですね。
ところが、この特定枠。野党側が変なことに使おうとしています。
提唱した自民党を「党利党略」と批判してきた野党だが、「使い勝手がいい」との指摘もあり、
立憲幹部は「党運営に欠かせない候補を優先的に当選させられる」と関心を示す。
国民民主党幹部も「女性枠やLGBT(性的少数者)枠で使えるかもしれない」と前向きだ。
女性枠?LGBT枠?何なのでしょうか。
この間、議員立法で「政治分野における男女共同参画推進法」 が成立したばかり。
にもかかわらず、こんなところに「枠」を作ってどうするのでしょう。そう思うなら、国民民主は賛成すればいいのではないですか?
国民民主は、あと何回か選挙を繰り返せば、消滅するのではないかと思いますが、この考えが立憲民主辺りに引き継がれたりして…。
やっぱり、自分の事を自分たちで決めようとするとこうなってしまうのでしょう。
与野党ともになんとかならないものか。