「違う意見を押さえつけるのではなくて、違う声を強みに変えていく。そんな自民党でなければならないという思いから投票した」と理由を語った。
「仮にもっと早く表明したら、私の望む形にならなかったと思う。表明しなかったからこそ、2人だけの論争に注目が集まった」
少し中途半端なタイミングのように感じてしまいました。
というのも、石破支持を表明したのが、投票直前のタイミング。というよりも、報道各社の党員票の世論調査の結果がわかってからの表明。
報道各社の安倍55%、石破45%という調査結果が出ていたのは、
自民党総裁選 安倍氏55%、石破氏34% 共同通信・支持調査
でもわかること。
小泉氏の方にはもっと早く情報が行っていたのかもしれませんが、石破氏への支持が意外と多かったので、直前で表明したのではないでしょうか。
これが言われていたように安倍70%支持、という事であれば、表明はしていなかったのではないかと思ってしまいました。
本人談で
「総裁選は政治の世界の戦。武器を持たない戦争みたいなものだと思っている。非常に学びのある総裁選だった」
と語っています。であるならば、本気で石破氏を支持するのであれば、もっと早いタイミングで表明して表立って戦を仕掛ける事も選択肢にあっても不思議ではありませんでした。
そうしなかった。つまり「先」を考えていたのでしょう。
将来への期待は?
確かに人気があるし演説はうまいと思っています。ただ、それが政策を作って、党をまとめて一つの方向に導いていく、そういった事に対してはまだまだ経験が足りないということでしょうか。
細かい政策は、ブレーンや取り巻きに作らせれば良いと思うので、優秀な取り巻きを揃えれば将来に期待が持てるのではないかと思います。
あとは、テレビでもネットでも良いので、討論会のようなものにも出席して欲しいところです。
今は、演説で一方的に話しかけているだけのところがあります。相手と対峙してどのように相手を論戦で言い負かしていくのか、見てみたいところです。
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齋藤健農林水産相が安倍首相陣営から圧力をかけられたとの発言については、「それは(影響)ない」と否定。「パワハラという言葉も一部で出たが、政治の世界は戦なのでパワハラじゃない」
ここに関しては完全に同意。政治の世界もそれから外交の世界も「戦」です。
この辺は「父親譲り」ということでしょうか。