糖尿病備忘録/体験談

待合室

現在の状態

糖尿病を発症してから、かれこれ5年ほどが経過しています。現在は、ヒューマログという超即効型のインスリンを毎食直前に注射しています。

もう自分で注射するのも大部慣れてきて、ほとんど苦にはなりません。ただ、注射するときも血糖値を測定するときも、体に針を刺すことになるので、刺しどころによってはチクリとした痛みは走ります。

血糖値の測定は、基本的には一日2回。空腹時(朝一)と食後2時間、忘れることもありますが継続して行っています。

この測定データを、エクセルに記録して病態に変化があれば、医師に報告し、必要であればインスリン量を変えます。

運動はほぼ毎日。3-40分のウォーキングを行っています。活動量計でだいたいの消費カロリーが判るのですが、これも上記のエクセル表に記録しています。

糖尿病は一生ものなので、こういった状況がずっと続くのでしょう。

 

糖尿病で辛い事

ブドウ糖

それなりの血糖値が保たれた状態では、ほとんど自覚症状はありません。自覚症状が出てくるには、よっぽど血糖値が上がらないと何事も起こらないです。

ただ、血糖値が下限を下回った状態(低血糖症)になると、これは大変。ほとんど使い物にならなくなります。

血糖値とは、血液の中のブドウ糖の濃度のことを言います。つまり、低血糖というのは、血液中のブドウ糖が少なくなってしまうという事。

ブドウ糖は主に、筋肉を動かすこと、脳みそを動かすことに使われます。つまり、低血糖状態では、脳は働き辛く筋肉は動かし辛い、と言った状態になります。

そうなると、何らかの方法でブドウ糖を補給しないと最悪死に至ります。補給すれば、約30分から1時間程度で血糖値は戻ってきます。

何年か前に、車の運転中に低血糖になって事故を起こしたという話があったかと思います。ブドウ糖補給が遅れてしまったのでしょう。

これは仕事中でも同じで、低血糖症をおこすとその間は仕事になりません。復活するまではじっとしている事になります。

以前の投稿(LGBT関連の投稿)でも書きましたが、そうなると私の仕事は「生産性」が低いという事になります。

この事が一番つらいですね。

 

発症した時の状況

トイレ

外を歩いている時、目の前に靄がかかったような感じになったのが始まりです。

その後、やたらとトイレが近くなるようになり、それに伴って喉が渇く様になりました。

そうなると今度は喉の渇きを補うため、水分を多量に摂取するようになりました。

これを繰り返す中で、トイレの回数、水分補給量がどんどん増えてきます。酷くなると30分おきにトイレに行っていました。

合わせて足のこむら返りが起こるようになりました。

病院で測定したら、血糖値は400越え、HbA1cは11.7でした。

 

考えられる原因

一つは慢性膵炎。膵臓が炎症を起こす病気です。

膵臓は、主にインスリンの分泌(内分泌)、消化酵素の分泌(外分泌)を行っています。

炎症が進行し、膵臓が壊れてくると上の機能は低下してきます。インスリンの分泌が低下してくるわけです。インスリンとは上がってきた血糖値を抑えるホルモンです。

つまり、インスリンが足りないわけですから血糖値は上がってきてしまう事になります。

もう一つはおそらく、ペットボトル症候群のようなもの。

膵炎は、アルコールが厳禁になります。それなりに喉が渇くわけです。それを埋めるために、糖分入りのスポーツドリンクを結構飲んでいたように記憶しています。

上二つの合わせ技で糖尿病になったと思っています。

 

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