今度は、航空会社ですか。
相変わらずこんなことを続けているのですね、中国は。独善的ですね。「中国台湾」って何なんでしょうね。
他にも、記事にあるように外資系企業にも台湾を「国家」扱いしたと言っては、謝罪を強要しているようです。
蔡英文政権になってから、さらに加速していますが。
中国が外国の航空会社に対し、「一つの中国」原則に基づいてホームページ上で台湾を「中国台湾」などと表記するよう要求し、台湾外交部(外務省)は26日の声明で「政治力による粗暴な干渉だ」と強く反発。
中国民用航空局は、ホームページ上の「国別」の選択肢を「台湾」ではなく「中国台湾」などとするよう要求し30日以内に応じない場合、行政罰を科すと各航空会社に通知した。「一つの中国」原則を認めない台湾の蔡英文政権への圧力とみられる。
米国は「威嚇と抑圧をやめるよう中国に強く求める」(ホワイトハウスのサンダース大統領報道官による声明)などと中国を非難している。
外交関係に対しても、台湾と断交する国がだんだん増えてきています。
最近では、ドミニカ共和国が断交し、2016年5月以降では、西アフリカのサントメ・プリンシペ、中米パナマの2カ国が断交しています。
これで、台湾と外交関係を結ぶ国は19か国になってしまいました。これも中国の札束外交の結果なのでしょうか。
その19か国は
中米のベリーズ、エルサルバドル、ニカラグア、グアテマラ、ホンジュラス、カリブ海周辺のハイチ、セントクリストファー・ネイビス、セントルシア、セントビンセント・グレナディーン、南米のパラグアイ、オセアニアのキリバス、マーシャル諸島、ナウル、パラオ、ソロモン諸島、ツバル、アフリカのブルキナファソ、スワジランド、欧州のバチカン。
ということです。
日本も1972年に断交しているので人のことは言えませんが…。
中国が勝手に「一つの中国」と主張するのは構わないのですが、それを他の国にまで要求するのは如何なものかと思います。
中国に「一つの中国」と主張する権利があるのなら、他の国にもその権利はある筈なのです。
いま中国は、経済発展し軍事強国になろうとしていて、ある種の脅しのようなものが通用してしまう傾向にあります。しかし、一旦それが国際情勢の変化があると、それこそ「中国蚊帳の外」みたいな感じになってきますよ。
実際、米トランプ政権の元、アメリカが安全保障も経済も中国と対峙する方向に行っていますよね。これから先、国際情勢が大きく変化しそうな中で、いつまでも脅しが効くとは思えません。
日本も、これまでの様に、中国の言う事にいちいち反応するのは止めた方が良いと思います。(現状はアメリカを利用しながらですけどね)
スポーツの国際大会にしても、「チャイニーズ・タイペイ」とかいうのはいい加減ねぇ…。