米中間選挙=ねじれ議会と対立必至?-歴代大統領と上下両院の多数派

国際情勢

トランプ政権「米国第一」継続へ ねじれ議会と対立必至

トランプ米大統領の任期前半の信任が問われた中間選挙が6日に投開票され、連邦議会下院では野党・民主党が都市部や郊外の選挙区で票を伸ばし、8年ぶりに過半数を奪還した。

一方で、上院は与党・共和党が現有よりも議席を伸ばす勢いで、上下院で多数派が異なる「ねじれ議会」となる。

米中間選挙は、大方の予想通り、上院は共和党、下院は民主党、という結果になりました。

記事にもありますが、トランプ大統領は、過半数を維持しやすい上院の選挙区を重視する戦略を取っていました。

その意味では、トランプの言う通り、「今夜、すばらしい成功を収めた。皆さん、ありがとう」という事なのでしょうが。

 

上院は、条約締結や、政府高官人事などに影響があります。

下院は、議長と各種委員会の委員長を握ります。

法案は通りづらくなるでしょう。例えば、メキシコとの国境の壁建設の予算とか。

後は、今まで言われてきた一連の疑惑の追及が加速する事が考えられます。「ロシアゲート」とか。

ただこればかりをやっていては、有権者が離れてしまいます。結果、2年後の大統領選挙に影響を及ぼすこともあるのでは?

 

大統領と連邦議会の多数派

ねじれねじれと言いますが、これまでの米国の歴史を見れば、結構な確率で捻じれています。

以下は、戦後の大統領と上下両院議会勢力です。

データはこちらのウィキペディアからの転載。
アメリカの選挙の歴史

歴代米議会勢力図

*日付は、議会の開会日です。今回の中間選挙の場合、来年の1/4がこれになります。

*2001年子ブッシュの時は当初、上院が50/50同数だったようです。

 

これをみると、特に2期8年大統領を務める中では、どこかしらで捻じれています。

レーガンも、クリントンも、子ブッシュも、オバマも似たようなものです。

レーガンの時は、このねじれの中で冷戦終結のきっかけを作りましたし。(マルタ会談はパパ・ブッシュの時ですが)

ねじれ議会でも、外交では強硬な姿勢を貫くことが出来る、ということでしょうか。

最近の対中政策には大きな変わりはないでしょう。議会は与野党問わす対中強硬になっていますし。

 

ただ、日本があまりにも中国に入れ込み過ぎると、日本に対しての制裁もあり得るのでは、と思ってしまいます。

これがなくても、通商関係で何か言ってきそうな気もしますけれど。

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