首相を目指す石破茂氏に意外な「応援団」 国民民主党など野党勢がエール、“敵の敵”は味方?
自民党の石破茂元幹事長(61)が10日、9月の党総裁選への立候補を正式に表明した。
劣勢の石破氏には、意外な「応援団」がいる。国民民主党の議員を中心とした民主党出身者がエールを送っているのだ。首相への批判的な言動が賛同を集めているとみられ、熱烈な「石破ファン」も多い。
石破氏、野党系からは大人気のようで。安倍嫌いが高じるとこうなってしまうのでしょう。
安倍総裁のどこがそんなに気に入らないのでしょう。石破氏の側近は
「安倍首相と異なり、石破氏は国会論戦で野党をバカにしたような態度をとらないからではないか」
と分析しているようですが、そういう面もあるのでしょうが、ちょっと違うような気がします。
あたっているとすれば、確かに特定に議員さん、例えば、福島瑞穂氏、辻元清美氏など旧社会党系にはそういう態度をとることはありますけれど。
それよりもやはり、憲法9条改正を政治日程にのせていることが一番なのではないかと思います。
普段「憲法改正に反対ではないのですが」と言訳のように言う人が多い野党系ですが、なんだかんだ言ってやっぱり本音では反対なのではないか、あるいは日本海の向こう側に忖度しているとか。
本来石破氏は、9条第二項削除派の筈です。野党系から見れば、安倍総裁よりも更に遠いです。
応援する理由があるとすれば、その第二項削除に対して時間軸に言及していない所でしょうか。
つまり石破氏なら、口だけで終わるのではないか。今までの自民党総裁と同じように。
石破氏は野党支持者からの支持率も高いです。
記事によると、次期自民党総裁にふさわしい人物としては、立憲民主党支持層38・5%、国民民主党支持層37・5%、共産党支持層31%が石破氏押しだという事です。
議員からだけでなく、支持者からも人気があるのです。
野党系の皆さんからは次のようなエールが送られています。
国民民主党玉木雄一郎共同代表
「自民党が『不自由民主党』になっている。石破先生が活発な議論を展開してもらえれば、日本の政界が活性化するきっかけにもなるのではないか」
国民民主党大塚耕平共同代表
「安倍政権が民主主義を劣化させている。石破氏には頑張っていただきたい」
蓮舫・現立憲民主党副代表(平成26年10月7日)
「私、石破氏を心から応援しています。がんばっていただきたい…」
立憲民主党の議員
「議員宿舎の食堂で早朝から書籍を読むなど鍛錬を欠かさない姿は立派だ」
幾つかの投稿で書いている様に、自民党が割れないと本当の意味で政界再編にならないのではないかと思っています。
一層の事、石破氏一派と竹下派一部は、自民党を出て国民民主とくっ付いてしまえば良いのではないかと思います。
それで、立憲民主が極力小さくなってくれれば。ちょっと前なら、希望の党がその役割を担う可能性もあったのですが…。