政府の国家戦略特区諮問会議は17日、現行法で認められていない電子マネーによる給与支払いを解禁する方針を決めた。経済界などとの協議を経て制度設計を進め、来年度からの実施を目指す。改正出入国管理法施行をにらみ、銀行口座の開設が難しい外国人労働者の利便性を高め、受け入れ基盤を整備するのが狙い。
企業は専用のプリペイドカードやスマートフォンの決済アプリなどに給与を入金できるようになる。
目的は、外国人労働者のためと記事にはありますが、まずは銀行口座開設の方の対策が先なのではないかと思います。
最近やたらと取り上げられているように、どうしてもキャッシュレス化を進めたいのでしょうか。
あれもこれも欧米が進んでいるとは思いません。日本で現金が使われているのは、日本銀行券の偽造が少なく、円の信用が高いからだと言われています。
中国辺りでは、銀行のATMから偽札が出てくるとか。
日本は先進国で唯一じゃないか? 「偽札がまったく流通していない国」=中国
中国で長く暮らしたことのある人ならば、滞在中に一度は「偽札」を掴まされた経験があることだろう。中国では偽札が非常に多く流通しており、銀行の自動預払機(ATM)からお金をおろしたところ、偽札が混じっていたという事件も過去に起きているほどだ。
こういった日本の良いところは残していっても良いのではないかと思います。
外国人労働者受入拡大のために、日本の良さが消えて行ってしまうような事にはしないで欲しいところ。
財布を落としても、かなりの確率で戻ってくる。
昔は、鍵を開けっぱなしでも泥棒に入られることは少なかった。
ここら辺を壊してまで、外国人労働者を受け入れなければ成り立たないとは思っていません。
電子マネー
私は、大きな現金を持ち歩くのが嫌なので電子マネーは結構使っています。
先払い系のsuicaとか、後払いのやつとか。レジでの支払いが早く終わるし、ポイントも貯まるので。
ただ、現状では各社がそれぞれ別々に発行していて、規格も統一されていません。
今のままではあまり良いことはないような気がするし、現金に替えたい時はどうするのでしょう?
現金があって銀行口座あっての、クレジットや電子マネーだと思うのですが。
企業は専用のプリペイドカードやスマートフォンの決済アプリ
とありますが、企業ごとに別々にカードを発行するのでしょうか。日本全国、全店で使えるようになるのでしょうか。
因みに、賃金支払いの5原則
労働基準法24条(賃金の支払)で
賃金は、通貨で、直接労働者に、その全額を支払わなければならない。
とあります。
電子マネーを通貨として認めるという事になるのでしょうか。