政府・与党は12月10日までの今国会の会期を延長する調整に入った。外国人労働者の受け入れを拡大する入管法改正案を巡って、失踪した技能実習生の調査結果に誤りが見つかったことが影響した。
個人的にはこの法案、
・健康保険制度に穴があること
・日本人労働者の給料が上がらなくなる事
・国内の治安悪化
などなど。この辺りの懸念が払しょくできない限りは賛成できるものではありません。
ですが、野党はこの辺の議論よりも、安易な審議拒否を選択してしまう。これもまた問題です。
結局、野党のやりかたというのは相変わらずで、建設的な審議よりもこのように国会を混乱させる手法ばかり。
何故このように委員長の解任決議案を出したかというと、これは昨日流れた報道ですが、審議のもとになるデータに誤りがあったということ。
法務省は16日、失踪した技能実習生の調査結果に誤りがあったと与野党に明らかにした。「より高い賃金を求めて」との失踪動機が約87%としていたが、修正の結果「低賃金」が約67%を占めたとした。野党は一斉に反発。
確かに、議論のもとになる調査結果が間違っているのは問題です。
ですが、「より高い賃金を求めて」とか「低賃金」って、技能実習生が失踪する理由としては本来おかしい筈。
「実習」で「賃金」の高い低いというのは、「実習」の目的が完全にずれている、ということ。
データの間違いよりも、ココを突っ込みどころにして欲しいところ。
でも結局野党は、揚げ足取りでしか反対できないのでしょう。制度の穴を埋めるような提案などは全くなし。
日程を遅らせ、政権にダメージを与える。結果として、憲法改正を阻止する。こういうことでしょう。
それにしても、前の国会でもそうでしたが、省庁から出てくるデータが間違っている、という事が多すぎます。
「働き方改革」の時もそうでした。
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以前、青山繁晴参議院議員が、法務省が本音の部分では外国人労働者受入拡大には反対している、と言っていましたが、
https://ks-fdripp.tfmwish.comkokunai_swapnitigin/
まさか、わざと最初に違ったデータを出しておいて、審議入り直前になって「間違ってました」と公表した、なんてことは…無いとは思いますが…。