・53+54=107のはずが62に
・なぜ?無所属議員が29人大量発生
・幻の新党名「ゼロ」はスタートかゴールか
数合わせばかりされてもねぇ。
この記事を書いた記者さんも困ってしまったのでは?
数字の話しか書けなかったのではないでしょうか…。
「新党は民進党の再結集ではない」
民進党と希望の党が合流してこの5月に結成された新党「国民民主党」について、共同代表に就任した大塚耕平氏と玉木雄一郎氏はこう豪語する。
再結集でしょ?
立憲民主と「統一比例名簿」なんて話も出ていますけれど?
一時真剣に「新党ゼロ」という案も検討され「ゼロから始めれば何にでもなれる」などとうたったプロモーションビデオまで作られた。この「ゼロ」がスタートとしてならいいが、この党のゴールになってしまう恐れも否定できない
プロモーションビデオ?
「新党ゼロ」とはコレ如何に(笑)。「何にでもなれる」というよりも「何になるのか」を国民は聞きたいのです。
「ゼロ」どころか「マイナス」…なんてことも。
野党も与党も
このように野党だけで、くっ付いたり離れたりしていても、何にも国民のためにはならないのです。
数合わせや選挙目的のためではなく、理念や党綱領が先に来ていないから、こういう事になるのです。
最近よく「サラリーマン議員」という言い方をされますが、「議員」に「就職」した、というつもりなのでしょうね。
まぁ、自民党の議員さんも細かく中身を見てみると、似たようなものかもしれませんね。
たまたま自民党から立候補できたからこういうことになっていないだけ。自民党から立候補できていなかったら、今の野党の様に「どこから出れば当選できるか」ばかり考えて、あっちウロウロこっちウロウロするのでしょう。
本当の意味での政界再編は?
結局、本当の意味で政界再編が行われるとすれば、自民党が真っ二つに分裂する以外にないのではないかと思います。
野党同士でくっついたり離れたりしていても、中身は一緒。
戦後の日本の政治史をみれば、自民党系と社会党系の争いから大きく離れてはいないのですね。
社会党系(今の野党系)は、古くはサンフランシスコ講和条約の時の「全面講和派」で、「ソ連派」で、労働組合(今は「連合」)の支持を受けている。リベラルを自称し、憲法改正に反対し、多様性を求める。
現在は「連合」の支持を受けていて、この「連合」の支持がないと殆ど当選できないような感じになっています。(希望の党の支持率を見ればわかりますよね)
「連合」もひと頃は、ザックリ言って「役人系」と「民間系」の労組に分かれていて、「民間系」は、「民社党」という政党を支持していました。また「連合」が昔の様に分裂すればまた違った構図も生まれてくるのかもしれません。
今の国会での「モリカケ」だのなんだのの争いも、旧社会党時代の争点の一つ「憲法改正」を巡る代理戦争みたいなものの様に見えてしまいます。
国民生活などどうでもいいのですね。
そこから脱却するには、別の争点を軸に、マクロ経済政策でも再分配政策でも何でも良いですけれど、自民党が真っ二つに割れて、それに合わせて野党も再編される事。こうならないと本当の意味での政界再編にはならないような気がします。
でも。その軸が自民党内から全く見えてこない…。
兎に角、憲法9条はじめとする安全保障政策や、イデオロギッシュなものが、極端に違ってしまっている今の状況では、国民生活を真剣に議論するような国会にはならないのではないでしょうか。
でも。そんな国会議員達を選んでいるのは国民な訳で…。